キッズクラス
3月1日(金)に、幼稚園の「ひなまつりお祝い会」があり、飾られている雛人形を見て楽しい時間を過ごしました。
この日、ひな人形とは別に、一体のお人形が各クラスを訪問しました。
名前は「ワーテラ・ヘズ」と言います。※
1927年頃、日米親善のためにアメリカから日本に贈られた「青い目のお人形」をご存じでしょうか? 太平洋戦争中に多くの人形が壊されたり焼失したりした歴史があります。その「青い目のお人形」の一体が、鞠生幼稚園に残されています。
年長組では、お人形の説明と併せて、「戦争」や「平和」のことについて、少しお話しました。ウクライナで起きていることや、ガザ地区での様子を映像で見ている子ども達…子どもなりに「戦争は怖いこと」「大変な思いをしている人がいる」ということをしっかり感じている様子でした。
小さい年齢のクラスには、「ワーテラ・ヘズちゃんはみんながお部屋のお人形、お友達と一緒に仲良く遊んでくれるといいな、と願っているよ」と伝えています。
各クラスの人形コーナーで、「かわいいな」「優しくしてあげたい」という気持ちを膨らませながら、お人形との遊びを楽しんでほしいと思います。
※人形が届いた当時の手紙を訳したと思われる文書がのちに見つかり、名前が「エリザベス」であるらしいことがわかりました。ただし園では、長い間使われている「ワーテラ・ヘズ」の名前で呼ぶことにしています。